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グッチ家・失われたブランド―イタリア名門の栄光と没落グッチ家・失われたブランド―イタリア名門の栄光と没落
中村 雅人
日本放送出版協会 刊
発売日 1998-07


内容(「BOOK」データベースより)
ファッション界で世界的な成功を収めたグッチ一族。しかし、醜い一族の内紛によりファミリービジネスは崩壊する。三代目当主ロベルトは、過去の栄光を取り戻そうと新ブランドを創設、ふたたび家族で事業を展開するが…。ビッグネームゆえの栄光と挫折、それを味わったひとりの男を描いたヒューマン・ドキュメント。


目次

序章 没落したプリンス
第1章 「グッチ」を去る日
第2章 栄光のブランド
第3章 家族の掟
第4章 “ノー・ネーム”の再出発
第5章 激突する父と息子
第6章 社長室の涙―家族の絆
終章 プレゼント


ブランドという虚名の重圧 2003-05-05
NHKスペシャル「家族の肖像」シリーズの活字化された作品ですが、映像を見ていなくても充分読み物として楽しめると思います。
この本はグッチ家三代目、ロベルト・グッチの伝記としても読めるのですが、華やかなブランド「グッチ」とは裏腹にファッション界の陰の道を歩み続けてきた、成功も失敗もできず現在進行形でなおファッション・ビジネスに向き合う一人の男の話になっています。
「グッチ」というブランドが、グッチ家からどれだけ多くのものを奪い、壊してきたかという話でもあるので「理想的ビジネスモデルの陰」としてのあまり語られない話でもあると思います。


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