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一流ブランド品の科学―超一流品としての愛されるその理由一流ブランド品の科学―超一流品としての愛されるその理由
高橋 恭 /佐村 憲一
はまの出版 刊
発売日 1997-12


目次

序章 私たちのブランド論
第1章 靴―ブランドになった靴職人たち
第2章 鞄―交通の歴史が新しい鞄を生む
第3章 トランク―航空機時代の旅が生んだ新ブランド
第4章 コートと傘―英国紳士が作った「雨の系譜」
第5章 シャツ―英国の遊びはブランドに至る
第6章 スカーフとネクタイ―シルクの織りなすブランド
第7章 時計―機械仕掛けのブランドたち
第8章 ガラス―フランスが生んだ光のブランド


ブランド品は持ってないけど 2004-01-21
作者が文中で憂える通り、僕自身が「ブランド」に対して虚飾・虚栄といったマイナス面しかとらえていなかったのですが、読み終わって「なるほど、流行を追わないブランドには魅力があるんだな」と感じた。ブランド品紹介本というより、日本のバブル期の歪んだマーケティングによって真価を見失う憂き目にあったブランドに再度光りをあてようという本に感じた。今ブランド品を身に付けている人たちも、そのブランドの歴史を知ることによってより愛着がわいてくる本なのではないでしょうか。本の書かれ方、文体、挿し絵、どれを取っても単なるウンチク本にない知性を感じます。


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