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紳士のブランド もちもののものさし
落合 正勝
小学館 刊
発売日 2001-05



出版社 / 著者からの内容紹介
400年前シェークスピアがいみじくも言ったように「胴衣でも、帽子でも、外套でも流行などというものは、人間さまにとって何の意味もありはしないのだ」という、大人の目をコンセプトに、コート、ジャケット、グラブ、靴、マフラー、シャツ、傘、鞄等々…商標に惑わされることなく、一級品とは何か、正しいモノを選択するには?…と、時には図解入りで解説もする、ありそうでない“大人のためだけのファッションテキストブック”です。落合氏が主張するものを購入する時の4つのものさし「相性」「姿」「質」「値段」を、この一冊で理解し、21世紀のケーリー・グラントになるのは、とても簡単にできてしまいます。

内容(「BOOK」データベースより)
流行に惑わされることなく、正しい服の選び方を解説した大人のための服飾読本。

内容(「MARC」データベースより)
流行や商標に惑わされることなく、正しいものの選び方を解説した大人のための服飾読本。『サライ』連載中「紳士のブランド・もちもののものさし」の単行本化。

出版社からのコメント
昔シェークスピアの語った「流行などというものは人間さまにとって何の意味もない」という、大人の目をコンセプトに作った一冊。商標に惑わされることなく、正しい服の選び方は何かを完璧に解説した本です。ゼヒッ!!

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
落合 正勝
1945年東京・築地生まれ。ジャーナリスト、メンズファッション・コメンテーター。『クラシコ・イタリア礼讃』(世界文化社)など、服飾に関する著作は、海外でも高い評価を得る。’97年、伊・フィレンツェ市長よりベスト・ペン・プライズ賞を受賞。現在テレビ、ラジオ等でも活躍

落合氏の服飾に関する著書は数冊持っているが、深い探求心からくる「ウンチク」には興味をそそられるが、あくまで「参考程度にとどめておく」くらいが良いとおもう。
なぜなら、ここに紹介されているメーカー(ブランド)のものを上から下まで身に付けていたら、いったい「いくらが歩いている」のか想像できるだろうか、きっと100万円くらいではお釣りはない、また、これほどまでの一流品を身につけていったい何をするのか?仕事着として身に付けるなら、いったい年収はいくらあったらよいのだろうか?という素朴な疑問がまず浮かんでくる。
ただ、庶民(貧乏人)の戯言と言ってしまえばそれまでだが・・・
落合氏はもともと服飾関係のもの書きではないようだが、ここまで研究をしているという点では5つ星をあげたいが、あまりにも本物追求し過ぎた結果、庶民にはまるで手が届かない領域にまで達してしまったようである。

巷では「記号性」があるブランド物のバックをさげて歩いている ”庶民”に、お洒落センスがないという評論家(落合氏も含め)もいるが、ここに出てくる「もちもの」は記号性がないだけで、見る人から見ればそれがどこのなんなのかはすぐにわかるものである、これでは本末転倒であって、実は、上級な着こなしのセンスを磨くには、生活感があってはならないのである。
これらをセンス良く着こなして、なお仕事ができる人間とは、「階級社会の上位者」のみであることを、もう少し著者はお勉強されたほうが良いだろうと思う。
ただ、なにかの上流階級の社交界などにお呼ばれされることがあったなら、おおいに参考になることは確かだ。

そのときには、ここからセレクトしたものを身に付けていたら、恥ずかしい思いをすることは、こと「着こなし」においてはないだろうと思う。
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