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それでもブランド品を買いますか?―ファッション誌が書けない有名ブランドの舞台裏
桜木 邦裕
彩流社 刊
発売日 2004-01


目次

プロローグ 僕が見た“ブランド”の裏側、ぜんぶお話ししましょう
1 ブランドビジネス事始(ブランドショップ「原宿マガジーノ・エウロ」の光と影
僕がブランドショップをつくった理由
ヨーロッパへ進出)
2 知られざる「業界」(誰も書かなかったブランドビジネスのカラクリ―「適正価格」で買えない理由
ブランドと「買い付け屋」たちとの暗闘
とどまるところを知らないニセモノの氾濫)
3 “ブランド”で失敗しないために(賢い海外ショッピングの方法
それでもブランド品がほしいあなたへ)


さて今年はどう騙されようか? 2006-10-15
こんな風なタイトルで書かれてもね?読後感としては、プロレスや大相撲の結果について野暮なコメントを述べているような感じを受けました。ファッション誌は制度化されたこの巨大なcon産業の中のひとつのしかし欠かすことのできパートにしか過ぎないわけで、いまどきこんな媒体を心底、金科玉条のごとく崇め奉っている人なんて日本人の中にいるのでしょうか?ファッション誌は、今年の新種の詐欺のパターンについての情報誌、つまり外務省の危険地域渡航情報みたいなもんではないでしょうか?後者もかなり政治的な意向に基づいて危険地域の指定のランキングをしている印象が否めないことは周知の事実です。この詐欺のパターンも特に結婚詐欺と同じように時代と共に騙し方や騙す相手のターゲット(日本人から中東の王様、そしてロシアのお金持ち)も徐々に変化してきており、その変遷を知ることはそれで楽しいものです。特に飛行機の中での時間つぶしには。ブランドは、イメージとそのシンボル操作の最たるもんで、つまるところは騙しあいの構図です。この大人の騙しあいのゲームの中で、騙されないようになんていうのは、この騙しあいの魅力、つまり人生を、最初から放棄しているようなもんです。古典的な騙しと気の惹かせ方のテクニックをいまだに駆使するブランドショップと単純労働の繰り返しに飽き果てて一見客への陰湿ないじめを駆使する店員に対して、関西弁とアクセサリー商品の購入の物量作戦で突撃しているわが同胞の姿はそれはそれですばらしい人生のある一瞬です。
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